【レストア&リペア】ESP アーミングアジャスター(取付編)

ESP Arming Adjuster ギター

取付した理由

愛用している日本製の Washburn N2 Nuno Bettencourt Signature Model ですが、

  • ダウンチューニング時の音程の安定化
  • ブリッジに右手を載せて演奏する時(ミュートなど)の音程の安定化
  • 弦交換時の作業効率アップ

を狙って、ESP製アーミングアジャスター(ESP ARMING ADJUSTER)を取り付けしました。

現状のブリッジブロックの状態

Washburn N2裏面
現状の様子

スプリングハンガーとブリッジを3本のスプリングを使用して引っ張り、ブリッジはある程度固定(アームアップを制限)している状態になっています。

フロイドローズライセンス物のタケウチ製ブリッジTRS-101のブリッジプレートが、ほぼボディにベタ付け状態になっているので、音程的には現状でも問題はないかもしれません。

取付位置決め

まずは、スプリングハンガーのネジを緩め、スプリングの張力を十分に弱めてから、スプリングを外します。おっと、弦はもちろん最初に外しています!

ESP製アーミングアジャスターを仮置きした状態
ESP製アーミングアジャスターを仮置きして位置を決めます

次に、アーミングアジャスターの取付位置を決めるために、仮置きしてみます。

シャープペンシルで穴位置をマーキングしたところ
シャープペンシルで穴をあける位置をマーキングします

目視でおおよそのセンター、前後位置を決め、極細0.3mmのシャープペンシルで穴位置をマーキングします。目視って結構正確で、マーキング後にスケールで測定してみたら、バッチリセンターでした!

マーキングに使用した0.3mmの極細シャープペンシル
マーキングに使用した0.3mmの極細シャープペンシル
ブリッジにスポンジを貼った状態
アーミングアジャスターの先端部分が当たる場所に、同梱されているスポンジを貼ります

アーミングアジャスターの取付位置を決めたら、アーミングアジャスターの先端とブリッジブロックが直接当たらないよう、同梱されているフェルトをブリッジ側に貼り付けます。

このフェルトを貼り付けることで、

  • 弦の振動によってブロックが微振動した時に発生するビビり音
  • アームダウンした後、ブリッジが元の位置に戻った時に発生するカチカチ音

を防ぐことができます。

ドリルで取付穴開け

次に、ドリルで穴を開けていきます。穴が深くなりすぎないように、マスキングテープでドリルにしるしをつけました。

ドリルにマスキングテープでしるしをつけたところ
穴を深く開けすぎないように、マスキングテープでしるしをつけました

焦らずゆっくりと穴を開けていきます。ちなみに、下穴は絶対に開けた方がいいですよ。木ネジを無理にねじ込んでしまうと、最悪ボディが割れてしまうなんて事態に…。

マーキングした穴位置に従ってドリルで穴を開けたところ
マーキングした穴位置に従ってドリルで穴を開けていきます

穴が開いたら、掃除機で木クズを吸い込んでキレイにします。

組み込み

アーミングアジャスターを取り付けたところ
アーミングアジャスターを取り付けて完成です

無事にドリルで穴を開け終わったら、同梱されているビスを使って固定します。一旦、説明書に書かれているように、スプリングをハの字に掛けて、ブリッジを固定してみました。

次回は、弦を張って調整してみます。

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