アコースティックギターを衝動買い
前から欲しかったアコースティックギターを衝動買いしました。最近はまっている(よく聴いている)ブルースをアコギで弾いてみたいな~と思っていましたが、神田やお茶の水界隈の楽器屋さんをぶらぶらしてカフェでお茶したり、喫煙所でたばこをふかしているうちに、急に、アコギ今日買っちまおう、そしてコロナで長引く自宅謹慎生活を満喫しよう、という衝動が。
選んだ基準
特にこれが欲しいというこだわりはなく、何を買えば良いのかも分かりませんでしたが、以下のようなざっくりとした基準で選びました。
- 弾いた時に、気持ちいい音と感じる
- 作りが良く、弾きやすい
- 一生付き合えそう
何店かまわって何本ものギターを試奏しているうちに、あるギターにピンときて、乾いた心を鷲掴みにされました。
K.Yairi RF-KK7-OVA
それは「K.Yairi」の「RF-KK7-OVA」というギターです。
(購入時は、K.Yairiという日本の老舗メーカーのアコースティックギター、というくらいの情報しかありませんでしたが、帰宅後調べてみたらこういうギターでした。クロサワ楽器店 | K.Yairi(ヤイリギター)クロサワオリジナルモデル KK7(ダブルK7))
このギターは、ワンオーナーの中古、その前オーナーは女性で、アマチュアレベルではあるものの、インディーズとして活動するミュージシャンとのこと。とてもていねいに使われていたらしく、指板やフレットの状態がとても良く、ボディにも目立つような傷は全く見受けられませんでした。付属のソフトケースもとてもキレイでしたYO。
見た目も作りも音も良い
じっくりと眺めてみると、作りが良く、同じ価格帯の他のギターと比べてサドルやペグがしっかりしていたことや、渋いサンバーストの丸みを帯びたボディや品のある形状のヘッドがピカピカと輝いていて、高級感のある佇まいに引き寄せられました。
いざ試奏してみると、ボディが小ぶりで、構えたときにしっくりきたのと、ネックが細目でエレキギターとあまり変わらないフィーリングで弾けたのも好印象ポイント。
指弾きで「EXTERME」の「More than words」を弾いてみたり、ピックで「Guns N’ Roses」の「Patience」を弾いてみた(アコースティックの曲はこれくらいしか弾けない…)りしたら、音量がありつつも、低音から高音までバランスの良い音がしてとても気持ちよく、イイ感じにリラックスできました。
他のお店で、「Baby Taylor」とか「Little Martin」という小ぶりなアコースティックギターを弾いて、気持ちが動いていたのですが、(あ、そういえば、Fenderのストラトと同じヘッド形状のアコギも良かった)このK.Yairiのギターの音とサイズ感、サンバーストの色合いや作りの良さにとても満足し、試奏を終えて、即決で購入することにしました。
問題発生!?
純正ソフトケースに入れてもらい、バックパックのように背負いつつ、JRを乗り継いで帰ってきました。エレキギターよりも全然軽くて、重さは全く苦になりませんでしたが、厚みがあってかさばるのと、作り的に、誰かとぶつかったら壊れるような気がして、冷や冷やしながら帰宅。
自宅で改めてチューニングし、弾いてみたら、お店では感じなかった「爆音」に衝撃を受けることに…。これは何か対策をしないと隣人からクレームがきそう…。なんか良い方法はないかな~と思案しつつ、一旦そっとギタースタンドに立てかけて、問題を先送りします。
メンテ後、詳細を調べてみると…
アコギはエレキギターと違って、バラシて配線や部品の隅々まで確認、みたいなことができないので、指板にオイルを塗って保湿したり、ボディにワックスを掛けたりした後、サウンドホールの中に貼ってあるラベルの型番を元に詳細を調べてみることにしました。
すると、このギターは、クロサワ楽器店とヤイリギターがコラボして製作した限定ギターであることが判明。仕上げや弾きやすさにこだわったギターらしく、特設ページにはこんな説明が。
担当して頂いた職人さんからのふいの一言…”弦長を短くするのはどうかと、645mmのところを635mmに。” 気づきそうで気付かなかった点。弦の張り自体が変わるので、握った感触は変わると。メインテーマの弾き易さの面、ネックグリップに関してはこの一言でほぼまとまり、後はオリジナルモデルらしい拘りを入れる話しへ。
ヤイリギター KK7 クロサワオリジナルモデル|クロサワ楽器店
弦長を635mmという通常よりも10mm短い設定にして、弾きやすさを増す工夫がされているんですね(音程は大丈夫なのか…)。作りが良いと思ったら、サドルとかバインディングとかもグレードが高いギターのものを流用してるみたいです。
色は違いますが、サンプル音源もあったので、貼り付けておきます。
これから、音量対策をしつつ、弾きまくるぞ~。