【購入】TECH21 SANSAMP CLASSIC

Tech21 Sansamp Classic ベース

プロをはじめ、ギタリストだけでなく、ベーシストにも愛用者の多い、チューブアンプシミュレーターSANSAMP CLASSIC(サンズアンプ クラシック)。1989年に発売された、当時としてはかなり画期的なアンプシミュレーターです。

TECH21 SANS AMP CLASSIC 復刻版

前面に、8つのCharacterスイッチがあり、トーン、ハーモニクス、ダイナミクスの微妙なニュアンスが調節可能。また、Inputスイッチにより、リード(Marshall®スタイル)、ノーマル(Mesa Boogie®スタイル)、ベース(Fender®スタイル)の3つのプリアンプのスタイルを切り替え可能で、リズム・ギターやベースにも使用可能です。

これらの機能すべてを、アナログで実現しているところがすばらしい!

手元に保管している YOUNG GUITAR 1991年11月号に、ひっそりと以下のような広告が掲出されていました。

サンズアンプはニューヨークのプロフェッショナル・エンジニア・チームTech21によって開発されたチューブ・アンプ・シュミレーター(プリ・アンプ)です。現在、ニューヨークを中心とした全米・イギリスのミュージシャンの間で秘かに使用されています。スタジオにライヴに、又自宅デモ・レコーディングにその威力を発揮します。あの憧れのオールド・マーシャル、ハイワット、ブギー、ブラックツイン、SVTサウンドを再現します。尚サンズアンプとは、フランス語で”アンプいらず”と言う意味です。手のひらサイズで、あの重い往年の銘器のサウンドにヒッテキします。※メーカー希望小売り価格¥50,000

「シュミレーター」じゃなくシミュレーターでしょ、とか、なぜ匹敵が「ヒッテキ」とカタカナなのか?と色々と突っ込みたくなりますが、当時、僕らの憧れだったアメリカやイギリスのミュージシャンが「密かに」使用しているという謳い文句が泣かせます。

¥50,000というと、1990年代初期であれば、実売価格でFender JapanのストラトキャスターやOrvilleのレスポールなど、有名ブランドのエントリーモデルのギターが買えたり、BOSSのエフェクターが¥10,000くらいで買えたりした記憶があるので、金額的には相当に高かったハズ。当時この広告を見て、これを入手した人はすごいっスね。感度高いです。

今回、新品同様の中古品で購入した僕のSANSAMP CLASSICは後期型で、箱の中に入っていた保証書のスタンプを見る限り、おそらく2004年頃に販売されていたものです。表側のロゴ部分に「Classic」の文字がプリントされていますし、裏側を見ると、ネジで裏蓋を開けなくても電池の出し入れができるように、電池専用の蓋が付いていることからも、後期型であることが分かります。

元箱付き、付属の取り扱い説明書、セッティングのインストラクション、ミニ商品カタログもきれいな状態で保管されており、希少な電源アダプターも箱付きで同梱されていました。これは地味に嬉しい。前オーナーは、興味本位で購入したものの、購入後1回使ったきりで、ずーっと押入れの肥やしになっていたそうな。どうりできれいなハズです。

本当は「Classic」の文字がプリントされていない初期型を探していたのですが、中々良いものが見つからず、後期型ではあるものの程度の良いものが見つかったので、酒を飲みながらネットサーフィンしていた勢いで買ってしまいました…。いずれ、初期型無印Classicも手に入れて、音質を比較してみたいなと思っています。

ギターとベース両方に使えるアンプシミュレーターって、今でも画期的。これから、同じくSANSAMPのBASS DRIVER DIと並行運用していく予定です。ボロボロになるまで、使い倒すぞっ。

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